家事は上手に手を抜くべし

楽するテクニック
*本サイトには広告が含まれます

はあ~! 仕事と家事で限界、私には介護なんて無理。

完璧にやろうって思ってない?家事は思いきり手を抜くのよ。

「えぇっーー! そんなことしていいの?きちんと家事をしてこそ主婦の役目・・・ですよねぇ。」 『はあー、あなたいつの時代の人なの?笑』

家事完璧主義。家事には終わりがありません。

これは、必ず今やらなければいけないのかを考えて行動する習慣をつけましょう。

仕事が早くて頭の回転の速い方によくある傾向「自分がしたほうが早い」を捨てましょう。

家族に役割を振り分けましょう

掃除をしないでも死なない、とは極端ですがそれくらいの気構えでのぞみましょう。

子供が小さいころにやってあげたこと、もしかしてそのまま今に至っているなんてことはありませんよね?
まして夫は子供ではありませんから、自分のことは自分でやってもらいましょう。

自分で困る状況に、家族をさりげなく追い込んでいきましょう。
自然に家事を手伝ってくれるようになればしめたもの。
不満や苦情がでたときはあなたの技を光らせてください。
まず、お願い上手の技を磨きましょう。
これは家族の気性や癖を一番知っているあなたのこと、してもらえるように誘導できるはず。

また、できたことをとにかくほめてください。決して「私は毎日してきたのよ」「それくらいのことで、してやった顔をしないでほしいわ」「恩着せがましいのよ、私はずっと黙ってやって来たわよ」などと、思っても口に出してはいけません。笑

そうやって、みんなに家事のルーチンを作ってしまえばいいのです。それができる頃には、おそらく家族の気持ちが以前よりひとつになって、介護の一員としての協力体制ができるのではないでしょうか。

ここまで読んで違和感を感じた方は、主役(キーパーソン)が女性ではない方かと思います。
あるいはほかに家族の同居がなく、被介護者と介護者のみかもしれません。
いろいろなケースの介護の型がありますので、自分に置き換えて読んでくださいね。

家事を便利にする家電には自分のために出費をしよう

掃除機をかける時間を効率的に使うには、お掃除ロボットの働きには注目すべきところがあります。なんたってロボットが部屋中を動き回りお掃除してくれるわけですから、その時間は楽しんでお料理をするもよし、買物に行くも良し、大切な介護対象の家族とお散歩に行くも良し。なんて素晴らしいことではありませんか。

介護する目的は決して物理的に身体の世話をし家事をこなすことではないはず。
気持ちのゆとりは時間の余裕からです。

「家事を楽にする」イコール「ずぼらをする」と、罪悪感を持つ方のなんと多いことでしょうか。ほかにも家事の時短になる家電はたくさんあります。積極的に予算を組んでみてはどうでしょうか。
空いた時間は、たとえば一目で内容が分かるように冷蔵庫の中を整理したり、使わない衣類を処分してタンスの整理をしたり、使わない食器を処分して台所をより使いやすくするなど、多くの工夫が生まれるでしょう。

また、家の中の各所に使い捨てのダスターを用意しておくと、汚れたつど拭くことができて、大きな掃除をしないですむなどなど ここでは楽しみながら思いきり頭を使いましょう。
その後の作業はきっと楽になるはずです。

調理にかかる時間と負担を減らす

さて、在宅で介護をする人にとって、毎日の食事は一番のストレスになりがちです。

もしやあなたも食事は手作りでなくてはならない、と自分を追い込んではいませんか?

料理を外注したり、惣菜を使うことに罪悪感を持ってはいませんか?
料理に自信がある人が案外陥りやすい感覚なので要注意です。

ひと昔前は、在宅での介護は、三度三度の食事に大きな負担とストレスを感じたものでしたが、現在では支援のスタイルが整ってきて、ケアマネジャーの紹介などで介護の対象者に、宅配弁当や症状に応じた治療食などを提供することが一般的になりました。

しかし、介護をする側の食事はどうでしょうか。
仕事を持ち時間に追われて介護をしている方は、総菜やコンビニで買ってきたもので済ませることが多いのではないでしょうか?

とくに若い方は体力があるので、ついその日暮らしの食事で済ませがちですが、責任を持って介護を担うつもりなら、きちんとした食事を摂ることが、要介護者と自分に対する義務だと思うのです。
帰宅してすぐバランスの良い食事が食べられるのは、ストレスがなく思った以上に気持ちが軽くなるものです。私も多忙だった数年間、宅配弁当に救われた一人です。
自分の体調や食の好みに合わせて、自分のために摂る宅配弁当という選択を考えてみませんか?

まとめ

あれも出来なかった、これも出来なかったと考えると気持ちが落ち込みモチベーションが下がってしまいます。出来たことのみに気持ちを集中し自分をほめるクセをつけましょう。

家事に高い完成度を持ち込むことは大きなストレスを生みます。

家事代行サービスは、仕事を持つ人や介護に明け暮れる人にとって、負担や義務感から解放されるうえに、幸せな気分を手に入れることができると注目を浴びています。

いちど家事代行サービスを使ってみると、気持ちと身体が開放されリフレッシュできるものです。

介護生活には終わりがありませんから、自分の時間を得ることはとても大事です。
またいつ突然に終わりが来るかわからないのも介護です。
気を張りつめていると気持ちのコントロールが効かなくなります。
明日できることはあしたに回せるようになりましょう。

後になって悔いを残さないためにも、介護している家族には笑顔で接していたいもの。
介護で疲れたために家族がぎくしゃくしては意味がありません。
家族を介護に巻き込んで協力してもらえるかどうかで心身の負担が大きく変わります。
そのためには極力疲れないように工夫をしていきましょう。
介護される人も、義務を果たされているより、誰も犠牲にならず、いつも変わらない家族の笑顔を求めているものです。